雨の中ボクは。

2005年9月6日
水溜り かたつむり 冷たい雫


ボクは傘もささないで

じっと空を見上げていた

重くなる服なんて気にしないで

雨音にかき消されている

ボクの愚痴も弱音も全て

頬を伝うソレは生暖かくて

今のボクの全てだと思った


ボクは傘もささないで

誰かの涙を変わりに流す

それがボクのだなんて気づきもしないで

太陽が恋しいとは思わない

ただ立ち尽くすことしかできない

ボクの弱さと虚しさと

しっかりそれがボクに染み込む


重くなる一方の服に

そろそろ絶えられなくなってきたトキ

赤い傘がボクの視線を遮った

『さむいでしょう、つらいでしょう』

とても暖かかった

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